睡眠、夢うつつ。

日々のことをつらつらと。

雨のち晴れと、狛江の会話。

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京都で所用を済ますために集まった私たちは、久しぶりだねーと話ながら近況を報告する。まぁ、夏前にも一度あってるので、そこまで久しぶり…ではないけど。というわけで、報告する内容もだいぶアッサリだ。そもそもSNSでつながっているからそこまでガッツリなことにはならない。ネットでかけないようなことをちょっとつっこみつつという感じ。

 

自分自身、なんか話すことあったっけかなぁ、と大体こういうシチュエーションのときに話す内容を思い出すように振り返るわけだ。んで…えと、なんかあったっけ…?(記憶が抜けてるのでヤバイ)グラスにシャンパンが注がれるのを見ながら「私おさけ飲めないからなぁ、飲めるの羨ましいなぁ」って定型句をつぶやく。

 

私はもう引っ越して二か月たつ。慣れない部分もまだあるけど、まぁなんとかやってるほうだとおもう。もともと東京に生まれて育ってきているから、帰ろうと思えば別にそこまで遠くないので気は楽だ。…あぁでも、このへんはもうまわり知ってるよなぁ…どうでも良かったか…と脳内で反省。あっ、そういえば前にあったときに引越しを考えてるよな…と、隣に座ってた友人に話を切り出す。本人は、だいたいお金もたまってきたということで予定をたてはじめているという。「ねぇ、どの辺に住みたいの?」「ん、あぁ狛江かなぁ」ってぼんやりとなのか、疲れたような返事(に、聞こえてしまった)。食事運ばれてきてるけど、あんまり味に集中できない。

 

「なんだよそれ、ミスチルじゃん」って私は即座に反応してしまう。

「あ、分かった?」って友人が少し笑う。わかんないわけないじゃん。ああでももう何年前の曲だよって話だよね。もしかして軽く20年前?嫌だな。

 

狛江がでてくる曲って、当時きいてた自分たちはまだ働いてもいない時代に作られた曲。「こういう社会人になっちゃうのかな」なんてうっすらイメージ抱きながら聞いてたような、そんな当時だったはず。いつからか、どこからかなのか…。いまこうして歌詞にみあうような疲れた社会人になっちゃってるんだけどさ。

 

狛江かー狛江やめなよー」別にミスチルが悪くないけど、ついつい私は言っちゃう。

「えーでも小田急沿いがいいし…」って友人が返す。新百合とか、成城はこの時点ですすめづらいけどさぁ。(ここまでいってなんだけど小田急よくしらんっていう自分の無責任発言は…やっぱ反省しない。ゴメン)

 

でもね。私も最初狛江で物件探してたんだよなぁ。うん、歌詞のイメージで、住むなら「狛江」だった。実際は駅降りたこともない。思い入れもない。マリちゃんにつれなくされるサラリーマン。インコ二羽飼ってる疲れたリーマン。親友との約束キャンセルしてナイターみちゃうリーマン。そんなのもイメージでしかない。そこからどう狛江になるのかも謎なんだけど。でもなんか、田園都市線沿いで物件探すって自分の中では最初なかった。これもなんでかわかんないけど。あ、だんだんお腹いっぱいになってきた、まだあるの?ケーキ食べる自信ないなぁ、会話に6割ぐらい脳つかって、2割ぐらいご飯のこと考える。残りの脳がどう思考してたかは記憶にない。

 

あの日、外は雨が降っていた。カーテンあけてもうすぐらい。いろんな人たちの会話がとびかって、何が起きてるのか進行される中で押し流されるように時間が過ぎていく。キラキラと輝く照明。スピーチを頼まれた友人は緊張で顔がこわばっている。お気楽な私。なに喋ってるかだんだん色んな要素が割り込んできてわかんなくなってくる。でもなんかその時とにかく、安心してたんだよ。

 

今おもえば、帰り傘ささなかった記憶。

あれは晴れてたんだろうか?もしかしたらめんどくさくてささなかっただけなのかもしれない。よくわかんないけど、夜になっちゃってたから、記憶も暗くなっちゃって曖昧に。そして私は、なんとなく帰り際にニルギリティーを飲んでしまう。素朴な味だった。この時の味は、一番その日で印象に残ってる。