因縁の対決 アップルパイと俺
1月のはじめに、こんなツイートをした。
いくつか連続で発言をしていたのだが、おおむねこんな内容である。
昔読んだ少女向けのノベルで、バレンタインに好きな男の子のためにお菓子頑張って作るんだけど、渡すまえに他の女の子がアップルパイ(難易度高い)プレゼントしてて、あんなにおいしそうなのに勝てないとショックで泣くシーンを思い出してる。
— Madoka Isojima (@maddy00200) 2016, 1月 10
プレゼントのラッピングが透け透けなためにアップルパイが見えてしまったのかどうかは別として、それ以降私の中でアップルパイというのはとても難易度が高い食べ物という認識が定着している。
— Madoka Isojima (@maddy00200) 2016, 1月 10
要するに小説を読んでアップルパイを作るのが怖くてしょうがなかったのだ。
で、これに該当する作品は下記だと記憶している。(さだかではない)
私の年代ではだいたいの少女が読んだであろう小林深雪先生の作品である。このあらすじをよむと、どうも手作りでお菓子を作ったきっかけはバレンタインではないようで、サッカー部の男からの無報酬の依頼ごとにホイホイと気安く引き受けた少女の奮闘記ようである。なんだろう、このフォトショ使えないのに合成頼まれて頑張っちゃうような頭痛もする展開は…と、って大人になるといろいろとフィルタがかかってしまってよくないね。
『恋のキッチンへおいでよ』(小林深雪, 牧村久実, 山口馨):講談社X文庫ティーンズハート|講談社BOOK倶楽部 より、スクリーンショット
で、まぁ。このツイートをしたからにはいつか作らないと何事もチャレンジする精神がない人だと思われる懸念があったので、今回作ることにした。
なんでかというとりんごカッターを買ったから。
同時にりんごも買ったわけで、一度は試さねば、となったのだ。
アップルパイで参考にしたレシピはこちらです。
まずフィリングを作るのだが、5mm角は時間がかかる。自分ののろさだとだいたい30minかかるといったところだろうか…。りんごカッターのレビューなど一瞬でどうでもよくなりました。(ちゃんと使ったよ)
三温糖がないので、グラニュー糖でぐつぐつ。色がブラウンじゃないとやっぱ違和感あるかな…。
一瞬で自信がなくなった。
「あ、失敗した。オワタ」となったけど、生き急ぎ過ぎてただけらしい。
ちゃんとできた。
このあと冷凍パイシートを冷凍庫からだして、解凍します。
そのあと、フィリングをのせて、かぶせる。
写真にはないけど卵黄といたものをぬる。
オーブンが210度まであがらないので、200度で30分やく。クックパッドのレシピをみると10分らしいが…。
やきあがったのがこちら。
2つ作ってみたので、1個食べてみました。無事おいしいのができてよかった。
でも、フィリングがサッパリというか、そっけない味になってるので、やっぱり三温糖で煮たほうがよいかなぁと思った次第です。
また、今回パイシートはオーマイの冷凍を使ったのですが、このへんも自分で作らないと最終的には「作った」とはいえないとおもうので、修業ですね…。
ただレシピみてると難しくね…って思います。
温度を低い状態で、バターと小麦粉をいいあんばいで層をつくるようにまぜていくので、私みたいな初心者にはまた難しそうですなあ。
さて、私は小林深雪先生の作中でみずから壁にしてしまったアップルパイを「一応は」作ってみたのでした。まぁ、進歩だと思っておこう。
それでは。また。