自堕落なポエムだろうと、書くのは自由。
毎日療養で寝てばかりな私がこうも飽きずに毎日文章をかいてしまうのは、ネタがあるんじゃなくて、無いけど単に書くのが好きなだけだ。
今日は先週いったクリニックに、実費の差額を返金してもらいにいってきた。静かな住宅街を歩く方が好きで、大通りはあえて避ける。この季節はツツジと紫陽花だらけだ。
世界はいとも容易く、時間を経過させる。まだ人並みには動けない自分には、その流れがとてもめまぐるしいのであった。今日はまだ、動悸が起きない。きっと少し食べられるようになったからだとおもう。が、自分を信じられてない部分もあった。
夕方からの住宅街は閑静で、人も少なくて安心する。歩く道からみえる大きなビルと、その先のヒルズは、なにかの象徴のようだ。春に桜を探しに歩いてたことを考えると、時間がたつのは早い。
片道20分ほどでたどり着いた先のクリニックで再度精算をおこなう。私の声はまだ変で、相変わらずうわずったようなかすれ声しかでない。受付のお姉さんとこんなにも話をしたくない気持ちになるのもなかなかないだろう。
私の撮影した写真をみると、最近は白い花ばかり撮っていて、もしかして白が好きなんじゃないだろうか?という気持ちにすらさせられる。
あまり色にこだわりはないはずだが、無意識に選び取ったものが白ということは、今の気持ちが白を求めているのだろう。でも、あわてて他の色も撮る。
きっとこの世には、私のように毎日不安を抱えてる人もいるのではないかと思う。明日生きる時間をどうしていいかわからない人もいるのではないかと。職を手にしてても、拭い去ることのできない妙な不安は、自分の陰と共につきまとっている。
私たちは一緒に歩くこともあれば、途中でコースをかえて歩くこともある。
歩いてる同じ道でも、どうか落ちることのないように。
真夏の前の雨は、勢いよく降り注ぐ。
余計な気持ちを洗い流すように。
私はただ、惰性でそれを待って、望んでいる。