だがしかし写真はブレている。
どうもこんばんは、まどかです。怒涛の和菓子ブームで記事をかいておりますが、ひとまずはこれでラストになるかもしれません。(どうでしょう?)
私が気になってきた和菓子のお店ですが、その一つの神田神保町にある「ささま」に行ってまいりました。なんでこのお店を後回しにしてしまったのか…。なぜならば「大学が近いから逆に敬遠していた」というしょうもない理由です。でも今の私はそんな過去の自分を殴りたくて仕方ありません。「つべこべ言わずにこの店を早く発見すべきだった」と!
ささまはIngressでもポータルになっているお店です。ハックするなら店にも是非はいってほしいので、エージェントの皆様は近くに立ち寄った際は…!苦笑
さて、お店の前ではその日に売られているお菓子がおいてあります。全部ではありませんが…。ここは紫陽花が白いんですね。
正直、私はこれをみたとき「だいぶ地味だな」と思いました。いえ、言葉を選ぶとするなら「渋い」でしょうか…。まぁ神保町という土地柄を考えても派手ハデなわけがないと思うのですが、それにしても紫陽花が真っ白というのは結構ショックというか…だいぶ挑戦的だな、とも受け取れたんですね。
で、今回は紫陽花を避けて2点購入。
「早苗」
「青梅」
この2つなんですが…。どちらもとてもやわらかいです。写真ではだいぶ自分の指でこねこねして直したのですが、丁寧にお持ち帰りしないと形の崩れ方がはげしいです。生菓子なのでしょうがないのですが!
最初にいただいたのは「早苗」…。これが本当に素晴らしい味でして…。なんと表現をすればよいのか。口の中でのとろけぐあいがむちゃくちゃすごいんですよ。舌の温度まで計算されたような、繊細なまでにきめ細かく漉された餡は上質そのもので、記憶に残る味がするんです。ささまのお店の和菓子はずっと食べてきているわけではなく、今回が初ですが久々に「感動」をくれた和菓子でしたね。
そして次は「青梅」です。
切ってみた断面図としてはこんな感じ。皮は伸びますね。食感は福井県の羽二重餅に似ているのですが、もっとわかりやすく言えば雪見だいふくの皮っぽいでしょうか。そしてこの白餡がまた極上でした。う~ん、今年こんな幸福な想いをしてよいのか?と言わんばかりの味でございました。この餡も早苗と同じように、よい感じでとろけます。美味と素材と幸福の黄金比をささまは分かっている!!とまで思いました。
発色も美しく、理想的な5月の色を表してると思いましたし、全体的なラインナップの色は落ち着いてはいるものの、輝きを持つ翠の色合いはしっかりと五月が表現されています。(私自身和菓子の素材を染めるのになかなか理想的な色がでず苦労するので、よけいそう感じてしまうだけかもしれませんが…)
そこで思ったのですが、紫陽花は買うべきだったな…ということでした。色が白だからこそ、きっとささまの紫陽花は特別なはずなのです。
私への甘い課題ですね。
お店情報(サイトより抜粋)
■住所
東京都千代田区神田神保町1丁目23
■電話番号
03-3294-0978
■営業時間
9時半~6時
■定休日
日曜・祭日
●夏季休暇・・・8月1日~10日
●お正月休暇・・・1月1日~4日
※いずれもカレンダーの都合により多少前後する時があります