ミカンです。
とかいったら怒られそうですが、正しくは「ル ミカーン」という名前。
みかんを模してますが、クレメンタイン(マンダリンオレンジの一種)を使ってるので味はめっちゃみかんというわけではありません。庶民的な味に例えるとするとマーマレードの甘さ。
こちらは1930年創業のザグマイヤー(フランス)のお店のものでして、数年前にフランスでゆずが流行ったので、その流れで生まれたものなのか?とかってに疑ってます。でもオレンジ&チョコレートは前からあるしな…。あんまり関係ないかも。
土台はガナッシュ。ビター&スイーツのコントラストかなりバッチリ。
店員に「これ真面目に考えて作ってるんでしょうけれど、日本人からしたらネタっぽく受け取る人いますよね…」って思わずいっちゃいました。見栄えがいいのであげると喜ばれますよと言われましたが、どう考えてもチョコレートやこの手のカルチャーに知見のない男性が「わぁ、僕にミカーンをくれたんだね」と喜ぶ姿を想像できないことはさておき「これは私が楽しむので問題ないです」といいミカーンというのも恥ずかしくて「みかん一つ下さい」といって買ってきました。トホホ、夢のない買い方をしてしまったわ。笑顔で対応してくださった店員さんありがとうございました。
ちなみにザグマイヤーはEPVというものを受賞してるそうです。
2016年ザグマイヤーは、フランス政府からEPV(無形文化財企業)認証を授与されました。EPV(Entreprise du Patrimoine Vivant)とは無形文化財企業、フランス伝統技術継承企業、国宝企業などと訳され、 フランス政府が『最高レベルの技術を有する』と評価する企業に贈るものです。
引用はこちらのサイトより。
名前がドイツっぽいんだけど、ローヌアルプあたりにきた人なのかなぁって思ったらやっぱりそうでした(別にそれが確定を裏付けるものではないんですが)。グルノーブルだからドイツってよりはスイス、イタリアのほうが近いんだけど…。
というわけでごちそうさまでした。美味しかったわ~。